日本人の主食であるお米。麺やパンなど色々な食べ物に含まれている小麦。
米や小麦のアレルギーだからとおいしさを諦めていませんか?
米や小麦のアレルギーだからといって美味しいご飯を諦める必要はありません!
- 米の代替品 ⇒ パンや麺
- 小麦の代替品 ⇒ 米粉
特に最近では小麦の代替品はグルテンフリー食品として健康志向の人やダイエッターからも注目を集めている食品なのです。
アレルギーの人にとっては毎日食べるもの。カロリーや値段も気になりますよね。
実はアレルギー対応米が一番低カロリーであり、米粉は高級食パンの値段とあまり変わりません。
米や小麦のアレルギーだからと我慢する時代は終わりです!この記事を見て美味しく楽しい食生活を始めましょう。
米や小麦のアレルギー代替食品7つを紹介!

お米や小麦のアレルギー代替食品といえば米粉やグルテンフリー食品が有名ですよね。
今やアレルギーの人だけでなく、健康志向の人やダイエッターからも注目を集めています。
そんなお米や小麦のアレルギー代替食品を調べてみました。
調べてみるとお米も小麦も代替食品は意外と多く、アレルギー対応食品も店舗やネット等で販売されているとのこと。
グルテンフリーの商品にいたってはコンビニでも販売されています。
小麦のたんぱく質の主成分であるグルテンを除去した食事のこと。
食事療法として取り入れられてきたものが、現在では体質改善やダイエット効果があると注目を集めています。
特に小麦はパンや麺を始めケーキなどのお菓子や天ぷらなどの揚げ物、調味料まで色々なものに含まれていますよね。

パンや麺、お菓子や調味料まで全部を食べられないなんて無理!
栄養的にも偏りが出てしまいますし、楽しくないですよね。
グルテンフリーが注目された今、様々な代替食品があります。作るのが面倒!という人もアレルギー対応食があるのです。
それではお米や小麦のアレルギー代替食品について、詳しくみていきましょう。
【お米のアレルギー代替食品】お米は食べられる!
アレルギーの原因がわかったところで、代替食品とはどのようなものがあるのでしょうか。
米が含まれている食品、また冒頭で紹介したように米のアレルギー代替食品は主に以下のようなものがあります。
- 米が含まれている食品
-
米、玄米、もち米、白玉粉、ビーフン、玄米茶、米こうじ、米みそ、みりん、清酒、餅菓子、せんべい等
- 米アレルギー代替食品
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パン、麺、あわやきび等の雑穀、アレルギー対応のお米、イモ類等
お米はもちろん、みりんなどの調味料にもアレルギーに対する注意が必要ですよね。
しかし、日本人の主食であるお米を食べられないのは辛い!そこで、アレルギー対応のお米について詳しくご紹介します。
- 【ナチュラルスタイル】ササニシキ
- 【越後製菓】Aカットごはん
①【ナチュラルスタイル】ササニシキ
一つ目はアミロースの多いお米として有名なササニシキ。

引用 ナチュラルスタイル
アレルギーの原因で紹介したように、米アレルギーの人は無農薬、アミロースの多いお米なら食べられる可能性が高いです。
【ナチュラルスタイル】のササニシキは自然栽培で栽培され、アレルギーでも安心して食べられるよう活動されています。
もちろん全てのアレルギーの人が大丈夫というわけではないので、かかりつけの医師等にご相談されると安心ですね。
②【越後製菓】Aカットごはん
二つ目に紹介するお米は切り餅等でお馴染みの越後製菓から販売されているAカットごはん。

引用 越後製菓
Aカットごはんとはアレルゲン含有たんぱく質を95%除去したお米のことで、アルブミン、グロブリンを選択的に95%カットしています。
Aカットごはんの調理方法は電子レンジで2分加熱するだけと超お手軽。
1パック200gで丁度いい内容量も魅力的ですよね。大手メーカーですので安心して食べられるのもポイントです。
ササニシキ同様に全ての米アレルギーの人に対応しているわけではないので、かかりつけ医に相談すると安心です。
【小麦アレルギーの代替食品】米粉製品が豊富
幼児期の3大アレルゲンの一つである小麦。成長とともに自然寛解するといっても小さい子供のうちは特に注意が必要ですよね。
小麦が含まれている食品と小麦アレルギーの代替食品をまとめてみます。
- 小麦が含まれている食品
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小麦粉、小麦製品(パン、パン粉、うどん、麺、パスタ、餃子の皮等)、カレーやシチューのルウ、洋菓子、一部の調味料など
- 小麦アレルギー代替食品
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米粉、雑穀粉、フォー、ビーフン、ライスペーパー、米粉やデンプンでとろみをつけたルウ、米粉のパン粉など
パンや麺を始め調味料や洋菓子、カレーなどのルウにまで小麦は使われています。
醤油や味噌などの調味料は基本的に除去する必要はないとされていますが、アレルギーも個人差がありますので医師に相談してみてくださいね。
代替食品で代表的なものは主に米粉ですね。
健康や美容のためにグルテンフリーを取り入れる人が増え、米粉の製品のラインナップはどんどん増えています。
米粉パンはもはや当たり前のようにパン屋さんを始めスーパーなどでも販売されていますよね。
米粉パン以外でも、下記商品の他、冷凍の餃子やケーキなどのお菓子まで豊富な種類があるのです!
- 【ハウス】特定原材料7品目不使用 バーモンドカレー
- 【小林生麺】グルテンフリーラーメン
- 【マルコメ】ダイズラボ 大豆粉でおいしいパンケーキミックス
- 【大塚製薬】ソイジョイ
- 【株式会社ガレノス】アレルギーあんしんボーロ
・【ハウス】特定原材料7品目不使用 バーモンドカレー

引用 ハウス食品株式会社
カレーやシチューのルウにはとろみの目的で小麦が使用されています。
ハウスのバーモンドカレーやシチューには小麦だけでなく卵や牛乳といった7品目のアレルゲンを使用していません。
アレルギーの人はもちろん、初めて食べるものが多い乳児期にもってこいのカレーです!
・【小林生麺】グルテンフリーラーメン

ラーメンを始めそうめんやうどんなど麺を食べたいと思ったら小林生麺!
米粉を使った餃子の皮やインスタントラーメンまである小麦アレルギーやグルテンフリーの人の救世主です。
小林生麺ではアレルギーの人のことを考えグルテンフリー専用工場で製造する徹底ぶり。安心して食べることができます。
・【マルコメ】ダイズラボ 大豆粉でおいしい パンケーキミックス

引用 マルコメ
パンケーキやスイーツだって小麦不使用で食べられるんです!
マルコメの大豆粉でおいしいパンケーキミックスは小麦粉不使用。
アレルギーの人でも安心して食べることができますね。
他にもパンケーキなどのお菓子は大豆粉で作られているものが多いようです。
味は少し大豆や豆腐っぽさがあるという口コミもあるものの、高たんぱくでヘルシー!健康や美容にもいいと注目を集めています。
・【大塚製薬】ソイジョイ

小腹が空いた時にカバンに忍ばせたいお菓子も意外と小麦が使われているものが多いもの…。
大塚製薬のソイジョイは小麦粉を一切使用せず大豆からできているので、小麦アレルギーの人でも食べられるんです!
健康でおいしいソイジョイはアレルギーでなくても食べたくなりますよね。
・【株式会社ガレノス】アレルギーあんしんボーロ

引用 株式会社ガレノス
小さい子供がぐずった時にボーロなどさっと取り出せるお菓子もママ・パパにとっては必須ですよね。
ガレノスのボーロは7大アレルゲン(かに、えび、小麦、そば、卵、乳、落花生)とそれに準ずる21品目不使用で安心して食べられます。
特に乳児期にアレルギーは多いので、乳児用や小さい子供用のおやつがあると便利ですよね。
小麦不使用と書かれていても加工する際に使う時もあるので、思いこまず食べる前に原材料をしっかりと確認してくださいね。
食べ物アレルギーの原因は食べ物に含まれるたんぱく質
そもそも食べ物アレルギーは食べ物に含まれるたんぱく質が原因となっておこります。
お米のアレルギーの原因は、残留農薬による場合とデンプン質による場合があると考えられています。
つまり、お米アレルギーの人は無農薬栽培、アミロースの多く含まれたお米を食べることはできるということです。
アレルギーは個人差があるので残留農薬やアミロペクチンが含まれていなくても症状が出る場合もあるので注意が必要です。
小麦アレルギーは卵、牛乳とともに3大アレルゲンと言われるほど多くの人が苦しむアレルギーです。
特に幼児期に卵、牛乳、小麦アレルギーになることが多く、6歳頃までにそのほとんどが自然寛解するといわれています。
幼児期のアレルギーは自然寛解するといわれても特に心配ですよね。
小麦アレルギーの原因は小麦に含まれているグリアジン、グルテニン、アルブミン、グロブリンというたんぱく質といわれています。
最近よく聞くグルテンフリーとは、グリアジンとグルテニンが結合してできるグルテンを含まない食品のこと。
グルテンフリーとは元々はセリアック病や小麦アレルギーを改善するための食事療法として生まれたものです。
グルテンに対し異常な免疫反応をおこし小腸の粘膜を攻撃、栄養を吸収できなくなる遺伝性の免疫疾患。
引用 Wikipedia
しかし現在では、小麦を食べることで体調が悪くなるグルテン不耐性の人を始め健康や美容にも効果があると注目を集めています。
小麦アレルギーの人はこのグルテン以外のたんぱく質にもアレルギー反応を示すことがあります。
グルテンフリーだからといって小麦アレルギーの人が全て食べられるわけではないので注意しましょう。
米や小麦のカロリーを代替品と比較!米粉パワーも紹介

米や小麦アレルギーの代替食品を紹介してきましたが、カロリーは気になりませんか?
そもそも米と小麦はどのくらいのカロリーがあるのでしょうか。
アレルギー代替食品だからと食べすぎては体に悪くなるもの。
ダイエッターにとってはカロリーも重要ですよね。
米や小麦とアレルギー代替食品でどのくらいカロリーに差があるのか比較してみましょう!
米や小麦とアレルギー代替食品のカロリーを徹底比較!
さっそく米、小麦粉、食パン、アレルギー代替食品としてAカットごはん、米粉のカロリーを比較してみます。
カロリー(100gあたり) | |
Aカットごはん | 約157kcal |
白米 | 約168kcal |
食パン | 約264kcal |
米粉 | 約362kcal |
小麦粉 | 約368kcal |
一番カロリーが低いのはアレルギー対応食のAカットごはんという結果に。対して一番高カロリーなものは小麦粉です。
アレルギーの原因であるたんぱく質をカットしているので一般的な白米よりカロリーが低くなっています。
小麦粉を使った料理は美味しいものが多いですが、その分カロリーや糖質も高く脂肪がつきやすいものです。

アレルギーの有無に関わらず、小麦粉から米粉にすると健康にも美容にもいですね。
米粉は代替食品だけじゃない!健康と美容にいい最強食材
小麦アレルギーの代替食品として紹介した米粉ですが、現在その効果に注目され多くの商品が出ています。
カロリーで比べた時に意外と米粉のカロリーが高い…と思いませんでしたか?
実は米粉には多くのメリットがあるのです。アレルギー対応はもちろん、味にクセがないので料理に使いやすいのもポイント。
グルテンフリーとしても注目の米粉のメリットについて、詳しく紹介します。
- 油の吸収率が低くヘルシー
- 小麦粉に比べ栄養価が高い
- 腹持ちがかなりよく、ダイエットにも向いている
①油の吸収率が低くヘルシー
米粉は小麦粉に比べ油の吸収率が低いという特徴があります。
特に揚げ物などは余分な油を吸わないのでヘルシーに、さらに時間がたってもカラッとしており油っぽくなりません。
②小麦粉に比べ栄養価が高い
人が体の中で作ることができず、食べ物から取り入れなければならないものに必須アミノ酸があります。
この必須アミノ酸は米と小麦で比べると約6対4の割合で米の方が多く含まれています。
米粉は字の通り米の粉ですから、小麦粉より必須アミノ酸が多く含まれより健康にいいということですね。
③腹持ちがよくダイエットにも向いている
お米とパンを食べたとき、腹持ちがいいのはお米ですよね。
お米の粉でできた米粉は小麦粉でできたパンよりも腹持ちがよく、ダイエットに向いているといえます。
グルテンフリー、米粉使用と記載があっても加工の際に小麦粉が多少使われることもあります。
小麦アレルギーの人は、入ってないと思い込まず食べる前に原材料をきちんと確認しましょう。
お米や小麦の値段をアレルギー代替食品と比較検証!

食事は毎日食べるものですから、もちろん気になるのは値段ですよね。
特に米や小麦のアレルギー対応食品などは通常のものよりも値段が高いイメージが強いはず。
最近では小麦の値段が上がり話題になりましたよね。
まだまだ米粉やアレルギー対応米の流通は少なく、値段も高いのが現状です。
そこで一般的なお米や小麦製品、アレルギー代替食品やアレルギー対応食品の値段を比較検証してみました。
アレルギーは重症化すると命に関わるもの。アレルギーの出方も人それぞれです。
購入する際は金額だけをみず、体にあっているか、原材料に小麦粉が入っていないかをしっかり確認しましょう。
米や小麦とアレルギー代替食品の値段を徹底比較
さっそく値段の相場を見ていきましょう。
値段(1kgあたり・税込) | |
小麦粉 | 約300円 |
普通米 | 約420~520円 |
Aカットごはん | 約1285円 |
特別栽培米(ブランド米) | 約600~1500円 |
米粉 | 約400~1500円 |
米粉やブランド米は安いものから高いものまで幅が広く多くの種類があります。
最近価格が上がった小麦ですが、米などに比べると一番安いという結果に。
米粉や特別栽培米はまだ流通が少なく値段が高くなってしまっているようですね。
しかし、小麦アレルギーも増加傾向にありグルテンフリーを取り入れる人も増加しています。

需要が増えることにより流通量も増え、値段も落ち着いてくれることを期待したいですね。
米粉は高級食パンと同じくらいの金額!高すぎではない!
もっちりふわふわで人気な高級食パン。専門店も多くできており人気ですよね。
「高級」食パンですから、普段スーパーで売ってある食パンの数倍のお値段。
具体的に値段を見ると1斤で約500円前後。スーパーの食パンが100円前後で買えるので5倍程。
米粉パン1斤の値段も高級食パン同様に約500円程と高級食パンとあまり変わらないのです。

引用 日本ハム
上の写真は日本ハムの米粉パン。特定原材料7品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに)を使用していない米粉パンです。
お値段は1袋(340g(=1斤と同程度))約500円。
高級食パンを買うのとほぼ変わらないお値段ですよね。
アレルギーやグルテン不耐性の人だけでなく、健康や美容にも効果がある米粉。
アレルギーの有無に関わらず、普段の生活に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- お米アレルギーの代替食品はパン、麺、雑穀、アレルギー対応米、イモ類等。
- お米アレルギーでも無農薬のササニシキやAカットごはんなど食べられるお米がある。
- 小麦アレルギーの代替食品は米粉、雑穀粉、フォー、ビーフンなど。
- 小麦アレルギー代替食品はグルテンフリーが注目され麺やパンを始めカレーのルウやお菓子までラインアップが豊富。
- 米や小麦と代替食品のカロリーを比べると一番低いのはAカットごはん、一番高いのは小麦粉。
- 米や小麦と代替食品の金額を比べると一番安いのは普通米、一番高いのは米粉。
私たちの食生活が変わり、アレルギーになる人も増加傾向にあります。
アレルギー代替食品もどんどん進化し、米粉などは学校給食でも出てくるほどです。
原材料をしっかりと確認し、代替食品を上手く活用して美味しく楽しい食生活を送りましょう!
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