一人暮らしを始めたから、木のまな板買っちゃったー♪
私もそのうちのひとりで、最近は食材や道具にもこだわるようになり、ついに木のまな板を購入しました。
ですが、お手入れの方法が間違っているのか、まな板がカサカサと乾燥して黒ずんでいるように見えるんです。
あなたにも同じお悩みがありますか?
私も黒ずみ出てきちゃった…
よく、木のまな板のお手入れには乾性油と呼ばれるオイルを塗って、乾燥やカビ・黒ずみを防ぐと良いと聞きますよね。
実は木のまな板には国産、外国産とあり、それぞれの特徴に合わせてお手入れの方法や最適なオイルが違ってくるのです。
正しいやり方を身につけて、ご自身の大切な道具を清潔に長持ちさせましょうね!
木のまな板のお手入れにオイルは必要?まな板別に解説
一口に「木のまな板」と言っても種類や用途は様々です。
お寿司屋さんで見かけるまな板も、洋食屋さんで見かけるピザや生ハムが盛られているまな板もひとまとめで言うと「木のまな板」です。
ズバリ、木のまな板のお手入れにオイルを使うと好相性なのは後者の洋食屋さんで見かける方のまな板です。
- 【国産材はオイル不要】木材自体に油分が含まれている為
- 【外国産材はオイル必須】乾燥した木材の為オイルのお手入れが必要
【国産材】お寿司屋さんや和食屋さんで使われているまな板
木のまな板には本当に多くの種類があり、一般的にお店では食材に合わせてまな板が使い分けられていることがほとんどです。
代表的な木材の種類としてヒノキ、イチョウ、桐などが挙げられます。
国産の多くの木のまな板は、木材自体にもともと油分が含まれているため、お手入れとして上からオイルを塗ってコーティングする必要がありません!
刃当たりがよい、というのは刃の傷が小さくて済むということです。
切れ味のいい包丁は料理人にとって、命ともいえるくらい重要な道具ですよね。
そのため日本料理のお店では、柔らかい材質の木のまな板が広く使われています。
【外国産材】ピザやチーズ、生ハムに使われるまな板
特にイタリアンレストランでは、チーズや生ハムなどのアペタイザーを注文すると必ずといっていいほど、木のまな板に乗せられて提供されますよね。
日本ではやや馴染みが薄いですが「カッティングボード」と呼ばれ、用途としてはお皿代わりともいえます。
カッティングボードに使われている木材は一般的にオリーブ、アカシアなどの外国産の硬い素材がほとんどです。
カッティングボードは木材自体が乾燥しているものが多いため、オイルを塗ってお手入れすることで乾燥やカビの発生を防ぐことができます。
刃がギザギザしているパンを切るためのブレッドナイフやチーズを切るためのチーズナイフなどが、カッティングボードに向いているといわれています。
木のまな板は正しいお手入れ方法で黒ずみを防げる!
プラスチック製のまな板しか使ったことのなかった私はもちろん、木のまな板にお手入れの方法があることを知りませんでした。
ましてやオイルを使うなんて、頭にクエスチョンマークだらけでした。
では、そもそもなぜお手入れが必要なのでしょうか?
「木のまな板」というのはとてもデリケートな製品のため、お手入れが必要です。
- 【国産材】水洗い・拭き取り・熱湯消毒
- 【外国産材】乾性油の添付
洗い終わったらきちんと水気を切らないと、中で菌が繁殖しカビてしまったり、黒ずみが発生してしまったりします!
かといって乾かしすぎると、まな板が乾燥してひびが入ったり、反り返ったりすることがあるといわれています。
プラスチック製のものよりも、ちょっと面倒ではありますが丁寧に扱いお手入れをする必要があります。
【ヒノキなどの柔らかい材質】水洗い前の熱湯は厳禁!
国産材の木のまな板を使用する前、準備をしっかりとしておきましょう。
- 使う前は両面をしっかりと水洗いする
- 硬く絞った濡れ布巾で水気を拭き取る
使用後のお手入れポイントは以下の通りです。
- 色素の強い野菜や匂いの強い肉・魚を切った後はこまめに拭くか水洗いをする
- 使い終わったらすぐにタワシを使って水で洗う
- きれいに洗い終えたら、熱湯をかけて殺菌する
- 乾いた布でしっかりと水気を拭く
- まな板スタンドや壁にかけて乾かす
肉や魚の臭いが気になって水洗いをする前に熱湯をかける方がいらっしゃるかと思いますが、木のまな板に限っていうとそれは厳禁です。
食材に含まれているタンパク質は包丁で切ることにより、まな板に染み込んでいきます。
そのため凝固する性質を持っているタンパク質に熱湯をかけてしまうと汚れとして残り、落ちにくくなってしまうのです。
また、乾かす際も中途半端なやり方ですとまな板が反り返る原因となってしまいます。
他にもまな板の内部がカビてしまったり、黒ずんでしまったりと、どんどん傷む原因を作ってしまいますので十分に注意が必要です。
必ず、木のまな板全体が乾くようにスタンドなどを使って乾かしてください。
【カッティングボード】お家にある乾性油で乾燥を防ぐ!
外国産材で出来ているカッティングボードを使用する前の準備としては、以下のポイントを確認しましょう。
- カッティングボードにひまわり油などの乾性油を全体的に塗る
- 一晩、しっかりと乾かす
- 表面のベタつきがなくなっていることが確認できたらOK
使用後のお手入れポイントは3つです。
- 水洗いでタワシを使ってやさしくこする(汚れが軽いものは洗剤は不要です)
- 乾いた布でしっかりと水気を拭く
- まな板スタンドや壁にかけて乾かす
カッティングボードはもともと水はけがいいとされているので、使用後のお手入れは比較的楽な方だと思います。
いくら楽だからといって油断するとカビや黒ずみがやってきますので気をつけましょうね。
また、オイルを塗るときに手が汚れるのが嫌な方は刷毛の使用がおすすめです!
実際に私も刷毛を使って塗ってみたのですが、手が汚れることなく、しっかりとまな板の両面を塗ることができました。
ぜひ、ズボラさんや時間の短縮をしたい方にはぴったりのやり方だと思うのでやってみてください!
木のまな板のお手入れは乾燥が敵!乾性油を使おう!
乾燥した木のまな板にはオイルを塗ってお手入れをすることで、まな板の乾燥やカビを防止することができます。
それ以外にもオイルの膜が張られることで、ナイフによる傷を防ぐ表面の保護にも役立ちます。
よし、やってみよう!と思いキッチンに向かおうとしているそこのあなた、まだ待ってください!
木のまな板へ塗り込むオイル、といってもなんでも良いわけではありません。
どういうこと?わざわざ新しいものをコーティング用に買わないといけないの?
実はそんなことありません!あなたのキッチンに置いてあるオイルで十分お手入れができるんです。
木のまな板のお手入れに適しているオイルは乾性油と呼ばれるもので、代表的な例でいうと、ひまわり油、えごま油、亜麻仁油が挙げられます。
反対に不乾性油は、ご家庭に必ずあるといっても過言ではないオリーブオイルやごま油が代表例です。
ですが文字通り乾燥しにくいオイルなので、木のまな板に使うとべたべた感が残ってしまいコーティングには向いていません。
- 〇乾性油
-
ひまわり油、えごま油、亜麻仁油
- ✕不乾性油
-
オリーブオイル、ごま油、椿油
【○乾性油】ひまわり油、えごま油、亜麻仁油など
上記でもお伝えした通り、木のまな板のお手入れに向いているオイルは乾性油と呼ばれるものです。
乾性油とは、空気中の酸素に反応して固化する(乾燥する)油のことをいいます。
そのため、コーティングに使用してもベタつきが残らずお手入れに適している油と言われています。
最近は100円ショップにも、個包装になっているえごま油や亜麻仁油が売られているので、もしご家庭にない方はこの機会に買って試してみてください!
お手入れのやり方は使用前の準備と同様で、カッティングボードにオイルを少し多めに垂らし、キッチンペーパーでやさしく丁寧に塗りこみます。
塗り終わったら余分な油分は綺麗なキッチンペーパーで拭き取り、風通りの良い場所で乾かして完成です!
【×不乾性油】オリーブオイル、ごま油など
乾性油の反対である不乾性油は、空気中の酸素にあまり反応しない(=固化しない)、酸化しにくいという特徴があります。
よく、オリーブオイルは酸化しにくくて長持ちするといいますよね!
なので不乾性油はお手入れに使用するにはあまり向いていないのです。
あ、うちにもある!と思ってオリーブオイルで塗ろうとした方、きっといらっしゃいますよね?
まな板のベタつきは厄介ですので棚に戻しましょう。(笑)
まとめ
- 木のまな板には種類があり、お手入れの方法が異なる
- 国産の木のまな板には、もともと油分が含まれているのでオイルの重ね塗りは不要
- 外国産の木のまな板のお手入れには、オイルを使うと効果的
- 木のまな板は使用前・使用後ともにきれいに洗って、水気を拭きとる
- まな板スタンドの使用や壁にかけるなどをして、しっかりと乾かす
- カッティングボードをオイルでコーティングするときは、必ず乾性油(ひまわり油、えごま油、亜麻仁油など)を使う
一口に「木のまな板」といっても国産、外国産と種類があることが分かりました。
また、お手入れの方法もオイルを使うことが適しているのかそうでないのか、違いがあることも分かりましたね。
木のまな板をいつまでも長く使い続けるためには、お手入れが必須です。
キッチンツールに愛情を込めるとお料理も格段に楽しくなりますよね。
いまお手元にお持ちの方も、これから購入を検討していた方も、お手入れをきちんとしたら息の長い相棒になりますのでぜひやってみてくださいね!
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