ディーラーで車を購入した場合、車検をディーラー以外で受けるのは気まずいと思いますか?
ディーラー側は他の業者に比べて費用が高いことを知ってるので、ディーラー以外で車検を受ける事に気まずいと感じなくてよいのです。
ディーラーでの車検は純正部品を使用したり、メーカー保証がついていたりと安心して任せられるのがメリット。
一方、ディーラー以外にお願いすれば費用を抑えられ、業者によっては1日で終わるところもあるのでお手軽なのが魅力です。
この記事ではディーラー以外で車検を受けるデメリットや、ディーラー以外の業者のおすすめ点などを解説していきます。
あわせて車検業者ごとの車検費用の相場も紹介します!
次回愛車の車検をどこで受けるか、ディーラーに対して気まずいと思うことなく選べるようになりますよ。
車検はディーラー以外でも気まずいことはない
あなたはディーラー以外で車検を受けたことがありますか?
車を買ったディーラー以外で車検を受けるのは何だか気まずい
車検をディーラー以外で受けたら気まずいなんて思わなくていいんです。
車検を受けられる場所はディーラー以外に、整備工場やガソリンスタンド、カー用品店などたくさんあります。
ディーラーとは、メーカーと特約販売の契約をしている車屋のことで、1つのメーカーの車のみを販売しています。
新車をディーラーで購入し、点検や車検をそのままお願いしている人は多いのではないでしょうか。
購入したディーラー以外に車検を頼むことを気まずいと思わなくていい理由を説明します。
たくさんのお客さんがいるので気にしない
新車を買おうと思った時には、まず欲しい車メーカーのディーラーに車を見に行きますよね。
私も｢この車が欲しいので実物を見てみたい｣と思って、ディーラーを何件か見に行きました。
ディーラーには毎日、私のような｢この車の実物を見てみたい!｣というお客さんがたくさん訪れます。
ディーラーで車を購入したお客さんには、必ず担当の営業さんがついて、点検や車検の時期になると連絡をくれるんです。
ディーラーの営業さんはたくさんのお客さんを担当しているので、断られてもいちいち気にしません。
また、車検を受けた後その車にどの位乗るかなど、車検をうける目的が人それぞれ違います。
車検の目的は人それぞれなので、気まずいと思わなくても良いのです
1年以内に車の買い換えを検討している人は、きっと完璧な点検は求めていません。
車検が通ればいいと思っている人にはディーラー車検は不向きであり、ディーラーの人もそれは理解しています。
ディーラーの車検が高いことを理解している
ディーラーは整備士の基本工賃が高く、使用する純正部品は社外品に比べて高いので、その分費用が上がります。
ディーラーでの車検は、そのメーカーに特化した整備士がメーカーの純正部品を使って整備・修理してくれます。
車についての研修などもあるので、車検の品質では一番です。
品質を重視すると費用が上がり、他の車検方法と比べて費用が高くなるのは、ディーラーの人たちも理解しています。
車検費用を安くしたい人がディーラーの車検を断るのは多くあることなので、気まずいと思う必要はありません。
車検をディーラー以外で受けるデメリット3つ
車検をディーラーで受けるデメリットは、他の業者と比べて費用が高いこと。
ではディーラー以外で車検をうけるデメリットはあるのでしょうか?
車検をディーラー以外で受けるデメリットは主に3つあります。
ディーラー以外での車検を検討しているのなら、3つのデメリットがあなたにとってどれくらい重要かを考えてみましょう。
整備の質が悪いことがある
車検費用が安いディーラー以外のお店の中には、整備の質が悪いお店があります。
ディーラーでは販売している車についてよく理解している整備士が車検を行いますが、それ以外の場合あなたの車を熟知していない可能性があります。
整備士の技術によって整備の品質は変わるので、すべてのお店がそうではありませんが、質の悪い業者があるのも事実です。
メーカー保証を受けるのに時間がかかる
どの車でも、新車で購入した時にはメーカーの保証がついています。
商品を適切に使用しているにもかかわらず故障や不具合があった場合に、無償で修理してくれます。
車の場合、メーカー保証はディーラーでしかつけることができません。
車の場合は、年数や走行距離でメーカー保証の期間が決められています。
ディーラー以外でも、保証期間であればもちろんメーカー保証で修理できます。
車検中にメーカー保証対応の修理部分が出てきたら、結局ディーラーに車を持ち込んで修理してもらうことになります。
車検を頼んだお店とディ－ラーを行き来する分、車検に余分な時間がかかる結果になりますよね。
メーカー保証を受けるには、やはりディーラーにお願いするのが１番早く対応してもらえます。
メーカー保証内の可能性のある初回車検は、ディーラーで受けることをお薦めします。
交換部品がメーカーの純正品でない場合がある
車検を通すためには、悪くなった部品は交換します。
ディーラーではメーカーの純正部品を使って整備しますが、ディーラー以外では社外部品を使う場合があります。
交換した部品に不具合が起きるかもしれないというリスクを考えると、値段が高くても純正部品を使用したほうが安心できますよね。
車検をディーラー以外にするおすすめ点を業者別に紹介
車検をディーラー以外で受けるデメリットを紹介しましたが、費用を優先したいならディーラー以外がおすすめです。
車検をディーラー以外で受けようと思う場合、4つの業者があります。
車検専門店やカー用品店などでは、数時間から1日で車検が終わるところもあり、スピーディーなところが魅力です。
いつも利用しているガソリンスタンドなら、気軽に相談できるところがメリット。
4つの業者のそれぞれにおすすめのポイントがありますので、紹介していきます。
あなたが何を重視するのかで比較・検討してみましょう!
【整備工場】経験豊富な整備士
整備工場での車検のおすすめポイントは経験豊富な整備士が多いことです。
整備工場によって特色は様々ですが、一般的に価格がディーラーよりも安い設定になっています。
ディーラーでは部品一式交換してしまうような不具合も、整備工場では修理で対応してくれる場合があります。
修理方法の選択肢が多いのは、経験豊富な整備士ならではの対応ですよね!
整備工場は個人経営の会社も多く、代車の貸出や休みの日の対応などディーラーと同じようにお願いできない場合があります。
車検の日程や代車の希望については事前に相談しましょう!
私がお願いした整備工場では部品交換のタイミングを色々と提案してくれて、1度に大きな出費とならず助かりました。
【車検専門店】費用が安く検査完了が早い
車検専門店での車検のおすすめポイントは検査終了までの時間が早く、車検費用が安いところです。
数時間から1日で終わるので、手軽に安くできて助かったわ!
車検専門店は車検を通すため法定点検項目の整備に絞って作業を行うので、検査完了までがスピーディー。
点検作業が効率化されているので、整備士の手間が少ない点で費用が抑えられています。
全国展開している車検専門店も多く、車検の検査基準や内容が統一されているので、どこのお店でも同じレベルの車検を受けることができます。
車検専門店では車検の検査基準以上の対応は難しいというデメリットあり。
車検専門店は車検を通すことに特化しているので、車検に必要な点検項目以外の確認は行いません。
車検後に、点検項目以外の不具合がでる可能性があることを理解しておいて!
【ガソリンスタンド】行きつけのお店で気軽に
ガソリンスタンドでの車検のおすすめポイントは、いつも利用しているスタンドに気軽にお願いできるところです。
土日や祝日も対応してくれることが多く、車検をお願いするとガソリン代や洗車費用の割引サービスが受けられることもあります。
車検の費用もディーラーに比べると安く設定されていることが多いです。
車検にかかる日数や代車の有無など事前に確認しておきましょう
ガソリンスタンド自体に指定工場が無い場合が多いので、どこの整備施設でどの程度の点検をしてくれるのか確認してから頼むことをお薦めします。
給油のついでに車検日時や車の気になる所などを事前に相談できたので、思っていたより安心して任せられましたよ!
【カー用品点】純正部品か社外品かを選べる
カー用品店での車検のおすすめポイントは、部品交換のパーツを純正品か社外品か選べるところです。
車検の指定工場をもっているお店も多いので、数時間から1日で完了できることもあります。
窓越しに作業状況を見られるお店も多く、私は安心して任せることができました。
カー用品点ならではの割引サービスやポイント付与などの特典がある場合も。
車検はディーラー以外の相場が安い!比較や内訳を解説
車検の相場ってどのくらいなのかしら?
車検費用の相場は軽自動車で5～12万円、コンパクトカーは7～15万円、ミニバンは11~20万円程度です。
車検の費用は｢法定費用｣｢車検基本料｣｢部品交換費用｣の主に3つに分かれます。
車検の法定費用はどこのお店でお願いしても同じです。
車検をディーラー以外で受けると｢車検基本料｣と｢部品交換費用｣の金額がお店によって変わります。
ここでは車検の相場と、なぜ車検費用に差がでるのか、内訳を解説していきます。
車検費用の相場は5万から20万と幅広かった!
車検費用の相場をディーラーとディーラー以外で比較してみました。
| 車検業者 | 車検費用合計 |
|---|---|
| ディーラー | 6~20万円 |
| 整備工場 | 5～17万円 |
| 車検専門店 | 4～14万円 |
| ガソリンスタンド | 4～13万円 |
| カー用品店 | 5～13万円 |
車の排気量や大きさ、重さなどによって費用は変わりますが、大まかな費用でも大きな差があります。
軽自動車だと5～12万円、コンパクトカーで7～15万円、ミニバンだと11~20万円程度が車検費用の相場です。
ディーラー以外で車検を検討するなら、1度見積もりをお願いするのが良いですね。
車検時にどの位の時間車を預けるのか、代車はあるのか、どの程度の部品を交換するのかなども、あわせて確認すれば完璧!
あなたの車の車検の目的にあわせて業者を選びましょう!
車検金額は3種類の費用の合計で決まる
車検の費用とは3種類の費用の合計のことを言います。
- 法定費用
- 車検基本料
- 部品交換費用
法定費用
法定費用には3種類あり、どこの業者で車検を受けても変わりません。
| 自動車重量税 | 車両の重さや種類、経過年数に応じてかかる国税 軽自動車は重さにかかわらず定額 |
| 自賠責保険料 | すべての車両に加入が義務付けられている強制保険 事故の時に被害者を救済するための保険 |
| 印紙代 (検査手数料) | 車検の検査費用や車検証の発行手数料にかかる費用 収入印紙や証紙を購入することで支払う |
車検基本料
車検基本料とは、基本点検技術料と整備の技術料、車検代行手数料の合計のことです。
車検基本料には部品代・人件費などが含まれるので、ディーラーも含め車検業者によって相場が違います。
| 車検業者 | 車検基本料 |
|---|---|
| ディーラー | 4~10万円 |
| 整備工場 | 2~7万円 |
| 車検専門店 | 2~3万円 |
| ガソリンスタンド | 1.5~3.5万円 |
| カー用品店 | 1~3万円 |
ディーラーや整備工場は車検時に法定点検以外の部分も点検してくれるので、他の業者に比べて高めですね。
毎日通勤などで10㎞以上車に乗る人と、日々の買い物くらいで週に2､3回しか乗らない人では交換部品も違います。
部品交換費用
車検の時に、部品の劣化や故障などで基準に満たない場合は、部品交換が必要になります。
使用する部品によって金額が違うので、純正部品を使うか、社外品を使うかで費用は変わりますね。
純正部品で保証があるほうがよいか、たくさん乗らないので安く済ませたいかが車検業者選びの1つの基準になります。
まとめ
- ディーラーはたくさんのお客さんがいて、車検を断られることもあると分かっているので、気まずいと思わなくてもいい
- 車検費用が高いことをディーラースタッフも知っているので、断っても大丈夫
- 車検をディーラー以外で受けると、整備の質が悪かったり、保証を受けるのに時間がかかったりすることがある
- ディーラー以外の車検業者には整備工場・車検専門店・ガソリンスタンド・カー用品店がある
- 車検費用の相場は軽自動車で5～12万円、コンパクトカーは7～15万円、ミニバンは11~20万円程度
- ディーラー以外で車検を検討しているなら、1度見積もりをお願いしてみよう
車検をディーラー以外で検討する場合のデメリットやおすすめの点を紹介しました。
車検をディーラー以外に頼むのは気まずいと感じる人は多いですが、気にしなくて大丈夫ですよ。
ディーラー以外にも色々な業者があるので、特徴を理解してから直接話を聞いてみることをお薦めします。
大切なあなたの愛車の車検で後悔しないよう、しっかり検討しましょう!
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