いつの間にか家の中にいるカメムシですが、集団行動する習性なので、放置したら大量発生なんてことも…。
洗濯物を取り込んだとき、家の中にカメムシがいたけど見失っちゃった!
そのまま放置したんでしょ!
カメムシは、1日同じ場所で過ごすこともあるので、自分にくっ付いていないかチェックして、カメムシの好きな場所を探しましょう。
- 観葉植物
- カーテンの裏
- 窓のサッシ
- 照明
- 壁・天井
本記事では、カメムシを家の中に放置してしまわないように、見失ったときの探し方や撃退方法、臭いにおいを除去する方法まで解説していきます。
カメムシは、2mmの隙間さえあれば家の中に入ってくるので、招き入れない工夫も必要です。
最後に、侵入経路の防御策も紹介していますので、カメムシが寄り付かない家にしましょう!
カメムシの侵入経路を塞いだら、カメムシの嫌いなハッカ油で二重に防御しましょう。
部屋中ミントのスッキリとした良い香りに♪
カメムシを家の中で放置はNG!探し方や撃退方法を紹介
カメムシは夜行性ですが、1日同じ場所で過ごすこともあるため、家の中でも1度見失うと探すのが大変です。
普段はおとなしいカメムシですが、居心地の良い環境だったら、飛び回るなんてこともあります。
なにそれ、すっごい恐怖!!
見つからないときは、放置するといつか死ぬんじゃないの?
残念ながら家の中だと、そんな簡単に死んでくれません。
カメムシは、暖かい部屋でエサがあると1年以上も生きしてしまう上に、集団行動が好きなので、放置した結果大量発生なんてことにも…。
そもそも、カメムシはビックリする度に臭いにおいを放つ生き物なので、野放しにしておくことはおすすめできません。
それなら早く見つけなきゃ!!
カメムシを家の中で見失ったときは、どこを探したら良いの?!
まずは自分にくっついていないかチェックして、いないようならカメムシの好きな場所を探してみましょう。
- 観葉植物
- カーテンの裏
- 窓のサッシ
- 照明
- 壁・天井(床と壁の境界線を好む)
カメムシを家の中で見失ったときの探し方やおびき寄せ方について、詳しく解説していきます。
カメムシを見つけたあとは、退治の仕方次第で臭いにおいが発生してしまいます!
家の中にあるであろう、ティッシュ・新聞紙・ガムテープを使ったカメムシ撃退方法も紹介していますので、参考にしてくださいね♪
【探し方1】好きな場所に隠れていないかチェックする
カメムシを見失ったときは放置せずに、まずは自分の服にくっついていないか、ゆっくり確認してください。
走ったり飛んだりするとカメムシがビックリして臭いにおいを放つから、ゆっくり探さなきゃ!
カメムシはあなたの頭や背後にくっ付いているかもしれませんので、鏡を使って入念にチェックしましょう。
カメムシが自分の服にくっ付いていたら、無理に払うと臭いにおいを放つので「撃退方法」を参考にしてください。
もし自分にくっついていなかったら、カメムシが隠れていそうな場所を入念にチェックしてみましょう!
- 観葉植物
- カーテンの裏
- 窓のサッシ
- 照明
- 壁・天井(床と壁の境界線を好む)
カメムシのエサである植物や、大好きな明るい場所・白い物に隠れていないか、入念に探してみましょう。
カメムシは小さいですし、2mmの隙間があれば入りこんでしまいます。
カメムシが見つからないからと諦めて放置せずに、床と壁の境界線など、小さな隙間まで注意深く探してくださいね。
もしカメムシが見つかったら、刺激しないようにそっと退治してくださいね。
【探し方2】カメムシを光や好物でおびき寄せる
カメムシは、明かりに集まる習性があるので、明かりを使ったおびき寄せ方を紹介します。
カメムシのおびき寄せ方3ステップ
窓とカーテンも閉めきって、光を遮ります。
家の照明じゃなくても、懐中電灯の光を壁に当てて、1点集中でおびき寄せても良いです。
カメムシはLEDの光が見えないので、LED以外の照明を使用しましょう。
カメムシは白いものが好きなので、白壁に光を当てるのは効果的です。
光に寄ってくるカメムシを待ち構えましょう。
放置してもカメムシが出てこないときは、次に紹介する好物を用意してくださいね。
- 白い物
- 植物(カメムシのエサ)
- 暖かい場所
- フローラル系の甘い香り
カメムシは白い物が好きで、明るくて暖かい場所で過ごしたがります。
フローラル系の甘い香りがすると「エサがある!」と喜んでやってきます。
フローラル系の匂いほどの効果はないですが、比較的香りが強そうな花であれば、おびき出しやすいです。
カメムシは、1日同じ場所で休むこともあるので、出てこないときは暖房を入れて、活発になったカメムシを発見しましょう!
カメムシが出てきたら、すぐに退治をしてくださいね。
退治の仕方によっては、カメムシを刺激してしまい、臭いにおいを放つなんてことも。
次の「撃退方法」を参考にしてください。
【撃退方法】家の中にある物3アイテムで始末する
カメムシは身の危険を察知すると、臭いにおいを放ちます。
カメムシを見つけても、叩いたり潰したりして退治してはいけません。
カメムシを追い払うには、家の中にある以下のアイテムを使って丁寧に退治しましょう。
手が届く場所ならティッシュを使う
- ティッシュをカメムシ頭部の近くに置く。
- カメムシがティッシュに乗ったら外に出す。
すぐにティッシュへ乗ってくれるかわからないので、しばらく放置して辛抱強く見守ってください。
外まで距離があったら、ティッシュごと袋に入れて外で逃がすか、ゴミ箱に捨ててください。
手が届かない場所なら新聞紙を使う
- 何枚か重ねた新聞紙を筒状にくるくる巻いて、しっかり端をねじる。
- 開いている(ねじられていない)方を、そっとカメムシに当てて筒の中に入れる。
- 外で振り払ってカメムシを出す。
筒状にした新聞紙の両端をねじって、そのままゴミ箱に捨てても良いです。
新聞紙の両端をねじって、閉じ込められるんだね。
近づきたくないから、新聞紙で退治しよう!
本当にカメムシに抵抗がある人は、新聞紙撃退作戦が良いですね!
私も虫が大の苦手なので、今度見つけたら新聞紙で退治しようと思っていました(笑)
ガムテープを使うと確実に仕留めやすい
- ガムテープを10cm程度で切る。
- ガムテープの中央部を、カメムシの背中にそっと押し当てて固定する。
- ガムテープの端を内側に折りたたんで、カメムシを閉じ込める。
- 袋に入れて(臭いにおい防止のため)ゴミ箱に捨てる。
カメムシの臭いにおいが外に出ないように、ガムテープで隙間なく密封させましょう。
ガムテープは、3つの撃退方法の中で1番カメムシに近づく必要がありますが確実性が高いので「抵抗ないよ」という人はトライしてみてください。
カメムシは家の中で臭いにおいを残す!対処法3選を紹介
せっかくカメムシを家の中から追い出しても「臭いにおいが部屋に残ってしまった」なんてことありませんか?
退治したは良いけど、臭いにおいが家の中に残っているぞ。
放置するしかないのか?
大量発生したわけじゃなかったら、数日経つと臭いにおいも軽減されます。
でも、なるべく早く、臭いにおいを断ちたくありませんか?
カメムシの臭いにおいを除去するには「油」「界面活性剤」「熱」が効果的です。
カメムシの臭いにおいの対処法について、場所別に詳しく解説していきます。
カメムシ自身、自分の臭いにおいで死んでしまうレベルの、自爆テロを仕掛けてきているんです。
そんな臭いにおいを、わざわざ我慢せずに、さっと対処して快適な暮らしへ戻しましょう!
【手足】臭いにおいを油で溶かして落とす
カメムシの臭いにおい成分は「油に溶けやすい」という性質があります。
オイルを手足につけて、よくこすってから洗い流してください。
カメムシの臭いにおいには、界面活性剤も効果があるので、食器用洗剤でも良いです。
カメムシの臭いにおいがしなくなったら、仕上げにハンドソープで洗い流してくださいね。
カメムシと戦うときは、手足に臭いにおいが付きやすいからのぉ。
しつこい悪臭は油とハンドソープでおさらばよ!
カメムシ退治でやられた手足を、油とハンドソープで復活させてあげましょう!
- クレンジング剤(化粧品)
- オリーブオイル、サラダ油
- 食器用洗剤
【衣服】界面活性剤入り洗剤や熱でにおいを消す
衣服は柔軟剤や洗濯用洗剤など、界面活性剤の入った洗剤で洗うと、カメムシの臭いにおいを消せます。
また、カメムシの臭いにおいは、熱によって気体になりやすい揮発性なので、アイロンのスチームを使うと消臭できます。
スチームアイロンが無い場合は、ドライヤーでも代用ができ、天気が良ければ天日干しするのも1つの手です。
布団や靴にカメムシの臭いにおいがついたときも、界面活性剤の入った洗剤で洗って、天日干しすると良いですよ。
- 界面活性剤の入った柔軟剤
- 界面活性剤の入った洗濯用洗剤
- スチームアイロン
- ドライヤー
- 天日干し
【壁】柑橘系の中性洗剤で拭き掃除をする
家具や壁紙などに、カメムシの臭いにおいがついていたら、柑橘系の香りがする中性洗剤で拭き掃除をしましょう。
家の中に入ってきた瞬間を見ていないけど、一体どこをウロついていたんじゃ?
家の中にいるのは発見したけど、一体どこをウロついていたのか、一部始終を見ていたわけじゃないことが多いでしょう。
そんなときは、部屋全体に柑橘系の消臭スプレーを振りかけておきましょう。
柑橘系の消臭スプレーを振りかけるときに、室温を高めにしたり換気を良くしたりすると、さらに消臭効果を高められます。
- 柑橘系の香りがする中性洗剤
- 柑橘系の消臭スプレー
カメムシが家の中にいる原因3選!対策は侵入経路を遮断
本来、カメムシは外で勝手に過ごしていただきたいものですが、なぜ家の中に入ってくるか原因をご存知でしょうか?
もしや寒い冬を越すために、家の中に入って暖を取ろうとしている…?
その通り、カメムシは暖かい場所を好むので、家の中に入って暖をとろうとするのです!
単純にカメムシが好きな場所にいただけなのに、気づかず家の中に招き入れちゃうなんてことが原因になることも…。
カメムシは、5月〜8月ごろに産卵を行い、1週間〜2週間ほどで孵化します。
9月〜11月に成虫となったカメムシが大量発生する上に、集団行動します。
集団で行動するから恐ろしいんじゃあ!
カメムシが発生しやすい9月〜11月は、特に侵入経路をふさぐ対策が必要です!
カメムシが家の中に入る原因と対策について詳しく解説していきます。
1匹だけだからと放置していたら、どんどんカメムシが寄り付く家になってしまいますよ!
カメムシが入りづらい家づくりの参考にしてくださいね。
【原因1】2mmの隙間があれば侵入できる
カメムシは、2mmの隙間があったら、家の中に入ってこれます。
開けっ放しにした窓やドアだと「ようこそ」状態ですが、閉めていても2mmくらいの隙間があれば、楽勝で家の中に入ってきちゃいます。
カメムシは集団行動するので、1匹だけだからと舐めたら痛い目に合うのです。
私は以前、半年ほど使われていなかった社宅に移り住む機会がありました。
玄関を開けると、大量のカメムシの死骸と悪臭が充満しているなんて珍事に…。
「隙間が多い社宅」「まわりに木々が生い茂っている」「しばらく人間の行き来が無かった」「前の住民が退去時の状態が汚い」などが原因でしょう。
ちなみに、窓際やカーテンなどなど、ありとあらゆる場所にカメムシが死んでいました。
カメムシ大量発生後は、どれだけ清掃しても臭いにおいは消えませんし、対策しても仲間の残り香が強いからか、毎日カメムシが寄ってくる家に…。
そんな苦しい思いをしないためにも、隙間をなくしてカメムシが侵入できない家にしましょう!
隙間対策をする
- 網戸・窓サッシ・玄関
-
隙間テープを貼って隙間を埋める。
- 換気口や換気扇
-
防虫フィルターを設置する。
- エアコンのドレンホース
-
防虫キャップで蓋をする。
隙間を埋めた後は、周辺に忌避剤やカメムシが嫌いな匂いをかけておくと効果が上がります。
カメムシはミントやハッカを嫌うので、ミント系の観葉植物があったら、玄関やベランダなどに置いてカメムシを防御しましょう。
カメムシ対策として重宝するハッカ油を発見!
カメムシ対策ついでに、ミントのスッキリとした良い香りが、部屋中を包み込みます。
【原因2】エサである植物に寄ってくる
カメムシは植物をエサにしますが、特に雑草が多いところで繁殖しやすいです。
雑草の多い庭だと、集団行動する習性のカメムシが、ウジャウジャ集まってしまう原因になり得ます。
庭の手入れをしてカメムシを寄せ付けない
庭に雑草が生えているなら定期的に除草して、カメムシの繁殖場所にならないようにしましょう。
カメムシの卵を産み付けられなければ、数が増えることもありません。
除草した草を放っておくと、そこにカメムシが集まってくるので、最後までしっかり片付けましょう。
【原因3】暖かく干された白い洗濯物が大好きで居座る
カメムシは白いものに集まる習性があり、暖かい場所が大好きです。
太陽が当たって暖かく干された洗濯物は、カメムシにとって最高な場所になってしまいます。
白いシーツやワイシャツ、タオルなどを取り込むときは、カメムシが引っ付いている可能性は大です。
入念にチェックして逃がすか部屋干しで対策
洗濯物を家の中に取り込むときは、カメムシが付いていないか入念にチェックしましょう。
もしカメムシがついていたら、外で洗濯物をゆらしたり振ったりして、飛んで行ってもらいましょう。
カメムシを逃がすために、激しく振る・叩くなどしてカメムシを刺激してしまうと、悪臭を放ちますので注意してくださいね。
カメムシを確実に侵入防止したいなら、カメムシが発生しやすい9月〜11月は、部屋干しがおすすめです。
まとめ
- カメムシを家の中で見失ったら、自分に付いていないか確認して、カメムシが好む場所(植物・カーテンの裏・窓・照明・壁・天井)を探す。
- カメムシは明るい所が好きなので、部屋を暗くして、玄関など一部の空間の明かりをつけると、おびき寄せられる。
- カメムシの臭いにおいを除去するなら、手足は油分を含むクレンジング剤などを使用し、衣服は界面活性剤を含む洗濯用洗剤を使用する。
- 部屋全体に柑橘系の消臭スプレーを振りかけておくと、壁紙に残ったカメムシのにおいが軽減される。
- カメムシは2mmの隙間があれば侵入できるので、網戸・窓サッシ・玄関などは、隙間テープを貼って忌避剤をかけておくと良い。
- カメムシが発生しやすい9月〜11月は部屋干しがおすすめで、定期的に除草してカメムシの繁殖場所にならないようにする。
カメムシの嫌なところは、臭いにおいを長期間残すことと、集団行動することじゃないでしょうか?
うっかり放置して、カメムシをすくすく成長させないように、なるべく早めに対処しましょう。
カメムシを見つけたら素早く対処するべきですが、そもそも家の中に入ってこないように、カメムシが入りづらい家にするとが重要です。
今回は、家の中に侵入させないための対策も紹介しましたので、カメムシが寄り付かない家づくりの参考にしてくださいね。
カメムシが大嫌いなハッカ油で撃退!
「カメムシが寄り付かなくなった」という口コミが多数ありました。
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